四国八十八ヶ所お遍路歩き旅 29日目 2022/6/7

今日は内子を後にして、県道379号線を東に約20キロ歩き、それから落合トンネルを抜け42号線と山道で二つの峠を越える。後の峠越えで10キロはある、これがきついだろう。

今日は晴れ、少し肌寒く感じる中、6時に宿を出た。すぐのコンビニで朝、昼の食事を買い込み歩き出す。最初の20キロはわりと平坦な道と昨日民宿シャロンのご主人に聞いた。とはいえ、舗装の道を20キロ歩くと疲れる。大きくくねる道を山を分け入って進んだ。途中、果物の栽培している箇所がいくつもあった。それにともない果物の販売所の看板も目立った。その果物の季節には果物が並ぶのであろう。かき、ぶどう、いちごが多かった。かき栽培で作業していたおじさんと話した。今ある小さな実の段階である程度、数を絞らないと大きなかきにはならないという。いわゆる間引きだ。葉の数が25枚に一つの実を目安にしているとか。なるほど、そういう目安があるんだ。かきの木の枝が低く横に広がっていることを聞くと、葉が一枚一枚、陽の光をたくさん受けれるように、かき自体がそう育つとのこと。なるほど、そういう種類なんだろう。また、肥料もしっかりやって、ミミズがいるような土でないとダメだとも聞いた。

落合トンネルを抜けるまで、蛇の死骸を3匹見た。車に轢かれたようだ。今回の旅でこれまで見たことがなく、今日だけで3匹見た。この辺りは蛇が多いのか? トンネルを抜け、舗装された42号線の坂道が続く。時おり、遍路道でショートカットしながら登る。まずは下坂場峠を越える。川の流れるところまで下りてきて、今度は山道を登る。ひわだ峠を越え久万町に下りる。2つの峠越えの10キロは辛かった。20キロ歩いてからの10キロの峠越え、これは辛い。逆に10キロの峠越えの後の20キロの平坦な道も辛いだろ。ま、結局、計30キロはどちらも辛いということか。愛媛の軽井沢と言われる高原の町、久万町に下りてきて、宿に向かった。今日の宿はガーデンタイム。ホテルでベッドだった。

今日の山道などで頼りになるのはお遍路マーク。たくさんあれば安心し、励ましにもなる。普通の道では「四国のみち」の石碑と、お遍路さんのイラストやただの矢印のマーク。これが直径5センチほどで色は赤。これを見逃してはいけない。曲がり角に来るたびに、このマークを探してチェックする。古くなると色褪せて見ずらい。それでも見つけると安心する。

今日の歩行距離は36336m、歩数は51918歩。辛い1日でした。

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