予想以上の積雪、真っ白な明神ヶ岳 2024/2/17

ひさびさのブログだ。今日は箱根の最乗寺から登って明神ヶ岳から明星ヶ岳へと向かい、そして強羅に下山するコースを歩く予定だ。

仲間2人とは伊豆箱根鉄道の大雄山駅で待合せ。そこから伊豆箱根バスで道了尊バス停へと向かう。バス停を降り、参道を登って最乗寺境内に入った。これまでに二度ほどここに来たが、寺の境内に入るのは初めてだ。立派なお寺だ。坐禅場もあって、ここは禅寺なのだ。曹洞宗だった。寺の脇に明神ヶ岳への案内があった。

さ、いよいよだ。5日前に雪が降って、関東平野都心部でも4、5センチは積もった。きっと山頂近くはまだ10センチぐらいの雪が半分解けて泥まみれで残っていることだろう。軽アイゼンのチェーンスパイクは持ってきた。始めの急登が終わると優しい坂道となった。と、少し雪まじりの道が始まった。そして1時間ほど歩いたところで、なんと周りは真っ白な雪道となってきた。先に歩いた人の踏み固められた雪の上を歩く。そして、1時間ほど歩いたところで、湧水の「明神水」の案内板があった。明神水へは雪の中を下るようだ。しかし、誰も歩いてはいなさそうだ。明神水へは行かず、そのまま頂上を目指すことにした。少し急な道となってきたので、ここで軽アイゼンを装備。いやいや、雪は30、40センチは積もっていそうだ。まだ、全然解けてはいない。ガシガシと雪の中を登る。普通のアイゼンを付けて歩いてもおかしくない雪場だ。何か硫黄臭い匂いがする。これから行く山頂を超えた向こうには強羅、仙石、元湯の温泉地帯がある。きっと、そこの匂いが風に乗って山を越えてやって来たのだ、すごいもんだ。

明神水の案内板から約1時間、着きました、頂上です。白い雪には青い空が合う。富士山は少し雲を被っているが、これだけ見えれば上出来。手前には金時山が見える。西を見ると、箱根の浅間山に駒ヶ岳だ。足元の方には元湯、強羅の街が広がっている。頂上に着いた時にはすでに6人➕犬1匹の方々が昼食をとっておられた。我々もテーブルの端を借り、座席の雪を取り除いて座って昼食とした。雪道の疲れを取り、さ、出発だ。尾根伝いに南に向かって歩く。明星ヶ岳は下って登ることになる。宮城野分岐点に到着。ここから明星ヶ岳までは約1時間。この分岐点を右に折れ、下山すれば強羅の手前だ。足の疲れ、時間も考え、下山することにした。わりと急な下りだ。雪がなければ、それなりに疲れるだろうな。しだいに泥まみれの雪になってきた。軽アイゼンを外し、注意深く下る。下山には1時間強はかかったかな。疲れた。宮城野支所前バス停に出てきた。川の橋を渡り強羅駅に向かう階段を登る。長い、なんと長く続く階段なのだ。しかも急だ。さっき渡った川はちょうど谷底を流れていて、そこから山を登っているのだ。きつい、大変な階段。やっと強羅の駅に出た。日帰り温泉に入るためにはもうひと頑張りして、坂を上がってホテルへと向かう。明星ヶ岳まで足を延ばしていたらあと1時間強は遅くなり、疲れももっとあっただろうな。宮城野分岐点で切り上げて下山して良かった。ふ、疲れた体を温泉に浸けた時の幸せ感はひさびさ! いいね、この感じが好きで登山を続けてるんだから。強羅から電車で小田原に出た頃はもう日が暮れていた。街が変わったという情報は前から聞いていた小田原、新しい商業ビルもあり、そこで魚の店に入った。けっこう単品でいろいろ頼み、お酒を飲んで楽しい時間を過ごして、今日の登山を締めくくった。

さて、去年の夏の鳥海山から約5カ月ぐらいが過ぎた。ま、いろいろあって中々ブログが書けなかったわけだ。その間、山はちょいちょい登ってました。

昨年10月は紅葉で有名な山、安達太良山を登ってきました。紅葉を見に行ったのですが、前日の雪で半分は雪景色となった山を見てきました。頂上は強風で少し危険な状況でしたが、なんとか頂上にもたどり着き、足元は溶けた雪で泥まみれの山を楽しんできました。

1月は正月登山としてめでたい山、宝登山へ行き、秩父駅の前にある「駅前」で美味しい一杯と美味しい食事で締めくくってきました。「駅前」は久々でしたが、やっぱりここの料理は美味しいを再確認しました。楽しかったです。

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