四国八十八ヶ所お遍路歩き旅 39日目 2022/6/17

今日は昨日の続き、東への移動のみ。五葉松荘を出て、伊予三島の民宿おおなるに向かう。

朝、五葉松荘を出る時、女将さんから宿の名前の由来を教えていただいた。宿ができた時に宿の前に特別な松を植えたようです。それが五葉松。普通の松は葉が針状で2枚だが、五葉松はそれが5枚で束になっている。盆栽などに使われ、神社仏閣の庭園などにもよく植栽される木だそうだ。「御用を待つ」から、繁盛の意味も持つ木です。そこから宿の名前をつけたようです。五葉松の女将さんに見送られながら宿を後にし、お遍路道を東に向かった。今日も清田さんと一緒だ。よく見かける紫陽花は、旅を始めた頃は未だ花は付けていなかったが、今はどれも満開に近いようだ。旅がひと月を超えた証です。

この辺りは新居浜市で、海岸沿いは工場地帯だ。山は迫って来ており、冬場は山からの冷たい風で冷え込むとのこと。西条市辺りも同様。国道11号線とお遍路道を東に向かい、最後は海に近づき、温泉ランドの三島乃湯に行った。横の食事処で昼食を済ませ、三島乃湯で温泉に浸かった。大きな風呂でゆっくり湯に浸かると本当に疲れがとれる気がする。気だけでなく、実際に身体の疲れはとれている。2時間近くお湯で時間を過ごし、宿へと入った。今日はこれまででいちばんの短距離歩行の日となりました。要は第六十六番雲辺寺に登るベースキャンプ地をどこに置くかが、今回一番のキーポイントとなったのです。雲辺寺からはその先10キロは宿はなく、その10キロも歩く前提で何処から登り始めるかを決めなければならず、結果が明日宿泊する予定の民宿岡田さんから登ることにしたのです。岡田さんからなら5キロで雲辺寺に着く、その岡田さんに明日到着するにはを考え、今日は伊予三島のおおなるさんしたわけです。で、おおなるさんを起点に今回泊まった酒飲み仲間の正岡さん宅との間を五葉松荘さんが結んだ、というのが今回の行動計画だったのです。

今日の歩行距離は18850m、歩数は26935歩。楽をさせていただきました。

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