四国八十八ヶ所お遍路歩き旅 21日目 2022/5/30

今日はついに足摺岬の第三十八番金剛福寺を参る。天気は朝から雨だ。

ポンチョを被ってのスタートだ。足は靴の紐を足首側のニ穴のみで結ぶ、ご主人曰く「安宿(あんじゅく)結び」にしたおかげで、昨日までの歩くと感じる痛みが嘘のように無い。歩き始めは少しおどおどしながら歩いていたが、確かに既に痛めている箇所の痛みはあるものの、歩くとどこかが痛むといった昨日までの歩行時の痛みがないのだ。雨の中321号線を南へ。大岐海岸では浜辺に下り、歩いた。長い白浜だ。次の以布利港ではそのまま海岸線を歩くお遍路道となり、海岸の岩場から道路へ登っていく険しい山路となった。これで道があっているのか不安になり、途中でそれて普通の道に出た。しかし、全く方向が分からず人家を探し、2件目の家で道を聞くことができた。聞いた道に従い、やっと道路に戻ることができ、安心。この後、10キロはまだある。靴は完全に濡れ、水分を吸ったせいで小さくなり、足はきゅうきゅうで、また痛む。その痛さから逃れるかのように、雨に打たれ歩きながら眠る。目をつむると気が一瞬遠のくのだ。そうこうしてるとやっと足摺岬の駐車場が左手に現れた。足摺岬に到着だ。

もうしばらく歩くと、右手に目的の金剛福寺が見えた。金剛福寺に足を踏み入れた頃から雨が止み出し、お寺でお作法をしている間は雨が上がった。お作法を終えると足摺岬を見学。足摺岬で思い浮かべるのは、田宮虎彦の同名の小説だ。足摺岬に自殺するために訪れた青年の話で、お遍路さんも登場する。戦後間もない頃のやるせない小説で、私はそれを薦めてくれた友人が若くして病気で亡くなったことを思い出していた。灯台の見える所で写真を撮り、宿泊先の民宿福田家に向かった。2キロはある。また、雨は降りはじめた。

福田家さんが用意してくれた部屋は海側が全てガラス窓で、そこからは海がいっぱいに望める。16時になり、すずそばの足摺国際ホテルに連れていかれ、私はそこで風呂に入った。提携しているようで、慣れたように案内され温泉に入った。久々に大きなお風呂に入った、しかも温泉で。生き返った感じで民宿に戻り、夕食。新鮮な魚料理がどっと並びました。超満足でした。今日の昼間、歩いていて疲れたので、ストックを出して使うと片方が安定せずおかしかった。落ち着いてよく見ると連結部分のプラスチックが割れているではないか。ガムテープを借りて応急措置作業を済ませ、眠りに入った。

今日の歩行距離は29681m、歩数は42411歩。足はマシになったがまだ痛む。

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