四国八十八ヶ所お遍路歩き旅 14日目 2022/5/23

今日周るのは、第二十九番国分寺、第三十番善楽寺、第三十一番竹林寺、第三十二番禅師峰寺、そして出来れば第三十三番雪蹊寺の5寺だ。距離は約35キロ。実際の距離はもっと増えるだろう。今日も晴天、暑さにやられる。

大日寺を後にして、地図をしっかり見ながら進む。暑い中、道を間違えたくはない。田園風景の中を主に歩いて、まずは国分寺に到着。安芸の町で接待していただいたおばちゃんの分も拝まないといけない。中に入って、おばちゃんが気に入ってるお寺である理由がすぐに分かった。植木が端々まで丁寧に上品に整備された庭である。例えが良くないかもしれないが、静かな立ち振る舞いをする男前、という感じだ。なんか、よく分からないな。次、善楽寺に向かった。田んぼの真ん中を遍路道としてずっと歩いた。どちらを見ても田んぼなので、時たまある道標やお遍路マークだけが頼り。見落とさないように注意して田んぼを歩いた。田んぼは日陰がないので暑さのダメージが溜まる。最後は長い坂道の道路を登り、やっと間口の大きな門の善楽寺に着いた。隣には、また歴史ある大きな神社、土佐神社が鎮座していた。善楽寺でお作法を済ませると、土佐神社にもお参りして竹林寺へと足を向けた。今度は住宅街を歩いていた。高知市の中心に入っているのだ。はりまや橋にも繋がっている路面電車も走っている。

たどり着いた竹林寺への最後の遍路道は山道だ。結構な登りだと思っていると、いつの間にやら私は、竹林寺と隣接する牧野植物園の中にいた。お遍路さんは知らぬ間に植物園に入れてもらえる遍路道となっているのだ。広大な植物園だ。竹林寺に行くには植物園を一旦出て、お寺の正門から階段を上がりやっと山門に着いた。中は大きなお寺で、高知県では唯一の五重塔がが凛々しく建っていた。高知市の街が見渡せた。お作法を済ませると、スロープする車道を下って、次の寺、禅師峰寺へ向かった。相当、足が疲れている。川沿いに歩き、そして登りの遍路道と入った。これも登りがきつい。急な長い階段を上がり切ると、やっと本堂と太子堂。下を見ると、土佐湾と浦戸湾が見える。土佐湾の航海安全を祈願して建てられたようだ。

次の寺、雪蹊寺での納経所もう間に合わない。しかし、今日宿泊の宿には6時前には入らないといけないので、動き出した。14号線をひたすら西へと歩いた。約6キロ歩かないといけない。足の裏が痛い。我慢しながら、ひたすら歩く。種崎の渡船乗り場へ向かい、17:40分発にギリギリ間に合った。自転車やバイクが後から4,5台乗り込んできた。出発。向かいの長浜まで5分の船旅。ここと浦の内湾の巡航船はお大師様も乗ったとのことで、船に乗っても良いとされている。今日の渡船もお遍路さんは無料だ。これで少しは足が助かった。長浜に着いて、約15分、左手を見て今日の宿「高知屋」を探す。ありました。入る寸前に向かいを見ると、なんと明日行く雪蹊寺がどーんとある。目の前の宿なんだ。びっくり。今日は疲れた。40キロは歩いた。足が痛い。だが足の面倒は明日朝考えよう。

今日の歩行距離は40953m、歩数は58515歩、歩き過ぎだ。

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