足慣らしで低山の弘法山を縦走 2022/8/23

また登山を開始するにあたり、もう4ヵ月ほど山に登っていないのに気づき、今回はまずは足慣らしとしてハイキング程度から開始。四国八十八ヶ所お遍路歩き旅で足にダメージを受け、足の痺れが取れたとはいえ、実はまだ後遺症が少し残っている。時々、何もしていないのに足の裏に電気が走り痛いのだ。それゆえ、登山靴を履いて歩いても大丈夫かの実験でもあるのだ。

登ったのは、神奈川の東丹沢への入口である小田急線秦野駅からスタートし、浅間山に登り、権現山、弘法山、吾妻山と東に向かって縦走し、最後は温泉地の鶴巻温泉駅にたどり着くコースだ。標高は250mに満たない超低山であるが、天気の良い日ならば富士山を見ることもでき、そして湘南の海、江ノ島も望める楽しい縦走なのだ。あいにく今日の天気は曇りで、湘南の海が微かに見えただけだった。また、春は浅間山から弘法山までの所に桜がたくさん咲き、お花見でも多くの人が訪れる所でもあるのだ。

秦野の駅から15分程ほど歩くと登り口があり、そこから一気に浅間山まで登ることになる。おっと、その前にいきなり登り口に熊注意の看板だ。大山、丹沢の山から繋がっているとはいえ、本当にここで熊が出たのか? ちょっと信じられないが大事な情報だ。さて、階段状の山道をひたすら登り、浅間山山頂に着く。ここからは天気がよければ、西に丹沢山塊の上に富士山を見ることが出来るが、今日は丹沢山塊に雲がかかり、それは叶わなかった。そのまま東へと向かい、さらに登り、権現山山頂に着く。ここには展望台があり、また相模湾を望むこともできる開けたところもある。私は汗をびっしょりかいたので、ここで休憩。水分をとって、おやつを一口。ここから東に向かうと、階段を降りたところの道が広く、そして直線だ。ここは、「馬場道」と呼ばれ、昔、ここで草競馬を楽しんだそうだ。その道を己の体に鞭を入れて東に進む。長い階段を登ると弘法山山頂に到着。弘法山というくらいなので、ここは弘法大師が修行した山であり、山頂には太子堂があった。四国お遍路を歩いて回った私としては、ここは、「南無大師編上金剛」を三度唱えてお参りした。昼時の時間もあってか、ここは休憩の机に人がいっぱいいた。いっぱいと言っても、15、6人ではあるが。先程の権現山でも7、8人は見かけた。ウィークデイの曇りにも関わらず、けっこう人がいるものだ。みんなお年寄りだが、おっと、私もその仲間なのだ。と、私もここで昼食をとって休憩とした。ここからも見晴らしの良い場所があり、湘南の海を眺めた。足の具合は足首の甲の側が痛む。何ヵ月も登山靴を履いていないせいか、それとも足のダメージ蓄積のためか、それは分からないが痛い。こんな箇所が痛いなんて、これまでの登山では記憶にない。困ったものだ。

さて、ここで今日の行程の半分ほどを歩いたことになる。あと半分をさらに東に向かった。途中で大山へと続く道との分岐点である善波峠がある。時々、大山への登山時に下山の時にここへ出てくる道を選ぶ時がある。この道で鶴巻温泉駅に向かって温泉に入って帰るのだが、歩く距離が一気に増え、体力はいつもの大山登山時の倍は疲れる感じだ。時間もかかるので日の長い夏しか歩いたことがない。さて、善波峠を過ぎ、最後の山頂が吾妻山だ。ここから見る湘南を最後にあとは30分ほど歩けば鶴巻温泉の「弘法の湯」だ。ビールタイムまであと少し、頑張った。だが、ガッカリ、なんと「弘法の湯」は全館改修工事のため休館であった。普段、休館日は月曜なので、今日は火曜でやっていると確信して歩いてきたのに、この全身の汗はどうしてくれるのだ?! と怒ってもしょうがない、事前の確認を怠った私が悪い。9月5日まで臨時休館のようだ。痛い足をかばって、私は帰宅の道についた。この日の歩行距離は17123m、歩数は24472歩でした。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です