鬼ヶ岳から西湖を挟んで富士を見る 2024/4/20

午後からは雨が降るかもしれない薄曇りの天気予報の中、JR中央線大月駅から富士急行線に乗って終点河口湖駅を目指す。途中、下吉田駅で多くの人が下車する。ここがあの有名な〈五重塔・桜・富士山〉がまとめて写真に撮れる新倉富士浅間神社のあるところなのか。電車からも人が連なって歩く姿が見て取れた。今度、一度行ってみよう。

河口湖駅に到着。仲間二人と合流し、西湖周遊バスの停留所に並ぶ。それにしても、人が多い。しかも、半分以上は外国人だ。富士山を見に来ているのだ。いっぱいとなったバスは駅をスタート。スタートしてすぐに今話題のローソン河口湖駅前店を通過。ここにも外国人がいっぱいいた。ローソンの青い看板の上に置かれた富士の山が美しい、と記念写真がバズっているようだ。この後も車も混んでるようでのろのろ運転だ。やっと根場民宿バス停に着く、11時。さて、これから登って、最終の河口湖行きのバスに間に合うようにここに戻って来られるのか?

バス停を後にして鬼ヶ岳登山口の案内に従って歩み始める。登山道入り口手前には2本の桜の木があり、満開の桜の花を見ることができた。今日あたりがこの富士五胡湖畔の満開日のようだ。いよいよ入り口から登山開始。登り階段の初めには「熊注意」の看板。以前は他人事のように思っていた注意喚起だが、近頃では身に詰まされる思いだ。だからと言って、出くわしたらどうすればよいのだろうか? これからはちょっと考えなければな。さて、階段に続き急登の山道をゆっくりと上がる。5時間プラス昼食で5時間半で下山したとしてギリギリ1本前の河口湖行バスにのり、途中で「いずみの湯」で湯に浸かり、そして最終便で河口湖駅に向かう、これが理想だが、コースタイム通りに行けるかどうか、行ってみないと分からない。最悪は最終便でいずみの湯には浸かって、あとはタクシーで河口湖駅に向かうしかない。だから、そうゆっくりとは歩けない。まずは1時間休みなしで登り続けた。木々の間から富士の山を垣間見ることができる。

やった、やっと鬼ヶ岳手前の雪頭ヶ岳の頂上手前の見晴らし台に到着。疲れた。時間は13時手前。ここで富士山をたっぷり見ながら昼食とした。西湖を挟んで富士山、いいですな。十二ヶ岳の時も西湖を挟んで富士山を見ることができたが、少し西湖を見る角度が違う、当たり前か。。30分も休まず、先を急いだ。雪頭ヶ岳頂上にはすぐに着いた。続けて鬼ヶ岳へと進む。一度下って、また登りだ。おっと、なかなかのハシゴが登場。ハシゴを登ってすぐが鬼ヶ岳頂上。やりました、今日の目的地到着。遠くには南アルプスも見える。写真を撮って、さて下山だ。まずは西へ向かって鍵掛峠まで縦走。さて、根場民宿バス停に最終バス1本前までに着くのか? 先を急ぐぞ、と思ったが、これが簡単な平坦な縦走ではなく、なかなか上ったり下ったりの激しい縦走だった。そこを休まなく歩き続けること約50分。ほぼ、通常のコースタイムで着いた。あとはここから下山。急な道をしばらく下ると落ち葉が厚く溜まった九十九折りの坂道となった。そこは駆け足程度にスピードアップ。コースタイムより30%ほど縮めることができ、無事バスに間に合う時間にスタート地点の近くまで下山できた。

下山すると、そこは茅葺き屋根の古民家が立ち並ぶところだった。根場の「癒しの里」だ。あちらこちらには満開の桜が立ち並び、私たちを迎えてくれた。外国人も多くが見に来ている。私たちはそこから予定通りのバスに乗る事ができ、「いずみの湯」に行くことができた。暖かい湯に浸かり、今日一日の疲れをとった。そして、最終バスで河口湖駅にもどり、駅前のほうとうを食べさせる店に入った。他にやっている店は少なく、そこは外国人も含め多くの客が立ち替わり入って来た。私たちも山梨の郷土料理、名物のほうとうを食べ、本日の山登りを終えた。

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