今日は2日ぶりにお寺に参ることになる。第二十四番最御崎寺、そして第二十五番津照寺だ。これで室戸岬を越えることになる。
昨日書いたが、荷物を次の宿泊先に運んでいただくサービスをお願いしたおかげで、荷物は軽くなった。「ロッジおざき」を後にして、大政さんと一緒に海岸線沿いを走るルート55を南下する。今日はあまり暑くもなく、抜群の眺めとともに海の音が道路まで届いてきたりすることもあって、気持ちの良い歩きだ。しばらくして55線と平行に山側に家並があって、そちらを歩いた。すると、面白い看板を発見。「廃校水族館」。以前は小学校だった建物を使って、地元の海の生物を展示しているようだ。屋外のプールにはカメもいるようで見たいのだか、開園は9時から。あと1時間もある。諦めて前へ進んだ。室戸岬に来た。弘法大師が悟りを開いたと言われる御厨人窟(みくろど)を見て、少し先の遍路道で目指す最御崎寺まで登った。お作法を済ませて、車道で西側に降りた。今度は55線を北へ5キロほど上り、海岸沿いの家並に入った。田んぼの畦で蛇と2回遭遇すると、なんと、お好み焼き屋さん「浜田商店」を見つけた。コロナ禍で、中での食事はお断りしてるらしいが、少ない人数なんで入れてもらった。清田さんとも合流して3人いたのだ。お好みイカ切豚玉子のお好み焼きを3つ注文。美味しかった。おばさん曰く、昔は地元の高校生の溜まり場だったようだ。しかし、生徒数が落ち込み学校は無くなり、今は警官など地元の人が中心らしい。家の空き家が多いのは亡くなって住人が居なくなるからだそうで、要は継ぐ人がいないのだ。お勘定は、700円のところお接待で600円。四国の室戸岬で食べたお好み焼き、忘れられないな。その後北上し、津照寺を参った。地元では「つでら」、津寺と呼ばれているようだ。お作法を済ませ、今日の宿、民宿うらしまに到着。
今日の歩行距離は27220m、歩数は38894歩。室戸岬を越えました。