スケールがでかいモンゴルの自然と遊ぶ① 2023/7/20-8/5

西モンゴル、北モンゴルの自然を堪能して来た。5時間6時間、車で走っても変わらない草原の風景。昼は暑く、夜は冷える。そして、空は星でいっぱいだ。

⚫️7/20:晴れ。成田14:40発の飛行機でモンゴルの首都ウランバートルのチンギスハーン空港へ向かった。現地時間19:55に到着。時差が1時間なので、6時間15分の飛行時間だ。韓国チームと落ち合い、近くのキャンプ場へと車で向かう。モンゴルの伝統的テント、ゲルがいっぱい張られたところだった。途中、ヤギや羊の放牧の群れを見る。空港からほんの数十分走っただけで、その光景には幾つも出会った。ゲルの中で途中で買い込んだピザや鶏肉で夕食を済ませる。そこで、韓国チームの4人、モンゴル人のドライバー2人、通訳2人(韓国語と日本語)、我々日本チームの4人が改めて顔合わせした。総勢12人の旅が始まる。缶ビールとキャンプ場に売りに来ていた馬乳酒で乾杯だ。キャンプ場では、モンゴルの若者たちが集まって何やらコンサートイベントが開かれていた。日没は21時半頃だ。初日はゲルに歓迎されて寝た。

⚫️7/21:晴れ。朝、目覚め外に出ると、何頭もの馬が草を食べている。気持ちの良い朝だ。カップラーメンで朝食を済ませ、2台の車で飛行場に向かう。今日は国内線でモンゴルの西端ホブドに飛ぶ。1時間ほどの飛行だ。昼過ぎにホブドの空港に着き、街へ向かう。街ではこれからの食料を大量に買い込む。我々はこれから何日も草原、高原を走り、自分たちでテントを張り、食事を作って自然を堪能するのだ。街のレストランで牛肉の焼き餃子と羊肉の蒸し餃子で昼食を済ませ、南の山に向かう。草原の中を地平線の先まで真っ直ぐに続く高速の道を走る。日が暮れ始める。高速の道を外れ、川のある草原でテントを張る。暗い中夕食を作り、食べて、満天の星を解説付きでみんなで観る。星を見ながら飲むウォッカが美味い。モンゴルウォッカは飲みやすく美味い。

⚫️7/22:晴れ。高速道路に戻り、南に向かう。アルタイ山脈の南端にあるモンゴルで二番目に高いムンクハイルハン山に向かうのだ。途中からダートな道に入り車は揺れる。草原の中では幾度となく放牧の羊、ヤギ、ヤク、牛、馬と出会う。そして、放牧民が住まうゲルもいくつも見かける。途中でひとつのゲルに訪問した。6人兄弟のいる家で、私たちはヤギのミルク茶で歓迎された。モンゴルの風習で、訪問客には仕事を止めてでも歓迎しなさいということらしい。広大な草原の中で他人とは頻繁に会うことの少ないライフスタイルから、自然とできた情報交換と繋がりを重視した慣わしだろうか。ミルク茶を飲みながら、パンと一緒に食べるヤギのチーズ、ヨーグルトは本当にうまい。娘さんは携帯を持っていた。今は学校は休みで家にいるが、始まると学校の寄宿舎に住んで学ぶようだ。学校がある山の中の村に立ち寄り、必要なものを買い足す。そこからはダートの道を少しずつ標高を上げていった。もう標高は2千メートルは超えている。周りは草木の生えていない山並みが続く。夕方、ムンクハイルハン山の見える湖のムンクハイルハン国立公園に着いた。どこからどこまでが公園か分からない。テントを張り夕食。夜は思った以上に冷えた。ズボンを2枚、その上に雨具、上着は薄手のダウン、寝袋にはシュラフカバーも被せて寝た。それでも寒くあまり寝れなかった。標高2千超え夏の山小屋をイメージしてきたが、標高3千のテント泊装備をイメージする必要があったようだ。

⚫️7/23:晴れ。寝不足だ。今日は食事当番の日。ボーとしながら朝ごはんを作る。朝はおじやにした。この後、みんなの自由時間でトレッキングに行く人が多いので昼用におにぎりを握った。朝食を終え、川を上流に向かって歩いた。途中、ヤクの放牧とすれ違う。2時間歩いても風景は変わらない。川は高い山からの流れではなく、湧水からの川で、上流に来ると湖だった。伏流による湖がいくつもあるようだ。ベースキャンプに戻るとモンゴル人チームが火を囲んで何やら食べていた。ブレリードッグを買って焼いて食べているとのこと。リスを大きくしたような可愛い動物のようだが、モンゴル人は皆、これが大好物だという。私もご相伴にあずかったが、確かに美味い。味付けは塩のみ。生ニンニクをかじりながら食べる。これなら毎日でも食べれる。今日は日本語通訳のバイサから厚手のパンツとダウン上着を借りた。これで、テントの中に銀のシートを履き、靴下を2枚履いて最後に足をザックに突っ込んで寝た。昨晩よりは暖かく、寝れた。シュラフ自体をもうワンランク上にしないとダメだったようだ。

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