お遍路の旅を前に、まとめて登山、サイクリング、畑  2022/4/30-5/7

いよいよ連休明けに四国お遍路の旅に出ようと思う。会社勤めを卒業したら体力のある間にやろうと、ずっと前から決めていた旅だ。四国八十八ヶ所巡礼、1450㎞の行程を全て歩いて回るのだ。4月末をもって会社を辞めた。二月ほど要する旅だけに、辞めた今でしか出来ない。この2年ほどで急に体力と肉体の衰えを感じ始めているだけに、やるなら早い方がいい。これまでに関東一円を巡る坂東三十三札所、秩父三十四札所巡りは既に終えている。本当は近畿一円を巡る西国三十三札所巡りも終えてから四国を巡りたかったのだが、西国は半分を終えたところでずっと止まったままになっていた。これまでの札所巡りは電車やバスを使っての歩き巡りで、日帰り、そしてせいぜいが二泊三日の旅の積み重ねだった。だから秩父は1年で終えたが、坂東は10年かかっての旅となった。そして西国は近畿への行き帰りで時間がかかるため、最低で三泊四日の旅となったため、2年かけて半分回ったが、その後仕事が忙しくなり、コロナ禍もあって約10年もの間中断したままとなってしまった。今回の旅、本当はバイクで和歌山まで行き、バイクを預けて四国に渡り、四国巡礼を終わらせて和歌山に戻って、そのままバイクでお礼まいりで高野山に行き、続けて残った西国巡礼を終わらせ、帰りには西国巡りのお礼まいりで長野の善光寺に行って家に帰る予定をしていた。三月ほどかかる贅沢な巡礼三昧の旅だ。しかし、家の事情で7月の頭には帰宅しなければならず、西国巡礼完結の旅はその後の楽しみとせざるを得ない。それはそれで、また先にお楽しみが残るので嬉しい。

一気に登った山頂
四国巡礼に向け購入したポンチョを被る

4月はほぼめいいっぱい最後まで働いていたので、連休中に退職後の事務手続きやお金の整理などをし始め、そして旅の準備もしなければならない。そんな中ですが、遊ばずにはおられないので、まずは登山。仲間と約束していたこともあり、天気がいまいちでしたが、退職祝いかのように退職翌日の5月1日に奥多摩の三頭山に向かった。電車はいつもなら登山姿の客でいっぱいだが、さすが雨も降り出す曇りの天気予報では、登山客はまばらでした。

先々週の浅間尾根に続いて武蔵五日市駅が最寄りで、そこからバス。バス停前にはいつもなら長い列が何列もあるのに30から50人が列をなしてるだけでした。バスの中では楽に座ることが出来、都民の森で下車。その後は一気に山頂へと登った。頂上からは天気が良ければ富士山や雲取山などの眺望が楽しめるのだが、それは叶わず。その後に続く笹尾根の登山道からも大岳山、御前山はうっすらとしか見えませんでした。雨の降り出しが昼ごろの予報なので、黙々と先を急ぐ。西原峠の手前でついにポツポツと雨が降り出したので、雨具を準備。私は四国巡礼に向けて購入したモンベルのポンチョをまといました。リュックごと包んでくれるので楽だし、実際に歩いてみても問題なし。よし、これで四国だ。雨が強くなる前に下山しようと昼食をぬいて歩き続けることを皆で決め、西原峠から1時間ほど歩き続けて下山。やっと山村に着き、さらに歩を進めるとバス道に到着。そこからは今日のお休み所、「数馬の湯」まではすぐでした。いつものように変わらずに、下山後はお湯とお酒のセットを楽しむ。「数馬の湯」は相当に久し振りで、建物外見は記憶にありましたが、中のお風呂の記憶はなく、初めての感じがしました。湯に浸かる頃、雨は本格的になりだしたので、急いで良かった。お風呂はあまり混んでおらず、ゆったり入り、湯上りには仲間と一緒に今日の怪我無し登山を祝って、舞茸の天ぷらや栃尾揚げで一杯やりました。昼食で食べるつもりでいたおにぎりも食べ、満腹満腹。曇りでも登山の後のお湯と酒は、やっぱり美味しい! その後はすぐ前のバス停から武蔵五日市前駅に向かって帰宅への道。空は曇りでしたが、勤めを卒業して、心は晴天の1日でした。

和田堀公園の中を流れる善福寺川
和田堀公園内にある水鳥の住まう池
緑が広がる和田堀公園
杉並区郷土博物館の入館料はなんと100円なのだ

3日は晴天でサイクリング日和。今日は自然を満喫しようと、東京杉並区の和田堀公園へと向かった。途中、久々の二ヶ領用水の久地円筒分水で一服。二子玉川で多摩川を渡り、荒玉水道道路たる多摩川から高円寺あたりまで真っ直ぐに走る道路を北上。大正から昭和初期にかけて多摩川の水を送水するために作られた地下水道管があったようだ。道幅は決して広くはないが真っ直ぐで、交通量が少ないのでサイクリングには適している感じ。

和田堀公園の手前にある大宮八幡宮に到着。自転車置き場に自転車を置き、ゆっくり散策することにした。鎌倉時代に建立され、武蔵国の三大宮の一つであるだけに、古き貫禄ある姿は周りの空気をも威厳あるものにしていた。安産・子育ての神様でも有名なようである。少し奥に行くと和田堀公園が隣接している。緑豊かな公園だ。休日でもあり、多くの人達が思い思いの時間を過ごしていた。何組もの家族,友人同士がシートをひき、気持ちの良い陽を浴びてランチを楽しんでいた。公園には池もあり、善福寺川も流れていて、大きなカメラを抱えた沢山のカメラマンの狙いは野鳥のようだ。自然に身を寄せることのできる公園だ。公園の脇には杉並区郷土博物館もあり、この辺りの歴史が展示されていた。企画展ではお米の作り方が展示されており、改めてお米の作り方を知り、とても勉強になりました。久々のコロナ禍制限のないGWを皆んなと一緒に青空の下で過ごすことができ幸せでした。と同時に梅雨入りが早くなるとの情報を知り、四国お遍路に少し「旅の重さ」を感じた1 日でした。

間引きした後の夏大根
苗を植えたばかりのトマトの列
渋い青ゴーヤと少し優しい味の白ゴーヤ

4/30、5/3は農作業に集中。7日も行きます。この後の四国巡礼のため約2か月間の作業を仲間に託すため、頑張らないといけないのです。トマト、きゅうり、スイカ、カボチャ、ピーマン、ナス、ししとう、ゴーヤの苗植え作業、スナップえんどう、のらぼう、フキの収穫、ごぼう、万能ネギの発芽後の手入れ、大根の間引き、ジャガイモの芽かき、トマトのわき芽取りと誘引、そして雑草取りと、やることはいっぱいでした。この時期は夏収穫の野菜の仕込み作業が目白押しなのです。と、日々暖かくなる気温と共に伸びるのが雑草で、そのおかげでキリのない雑草取り作業が続きます。そして来月から続くニンニク、玉ねぎ、らっきょ、ジャガイモ、きゅうりの収穫は仲間にお任せすることになります。しかし、四国から帰ってきたら美味しい夏野菜が待っている。トマト、なす、ししとう、ピーマン、カボチャ、スイカ・・・怪我せず、これらを楽しみにして頑張って帰ってこよう! 家の庭のサクランボウは今、美味しく頂いているが、ブルーベリーの実はもう少し先になりそうなので今年は食べられない。でも、来年は庭で蕗が育ち蕗のとうが採れるかもしれない。こんな食を楽しむ気持ちが自然を敬う気持ちを生むのかな、とつらつらと思いを巡らし、来週からは四国を巡ることになる。

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